先程レイトショーで見てきました。
かずみんも見てるかなー?と思いましたが
今日更新のブログでは何も語らずだったので見てないのか、、残念。
雑感
「小説読者ファン向けのサービス映像作品」
という感想でした。
小説を読んだ人が視覚的に補完するような作品でした
初見殺し!!!
小説読んでない人が映画見てもさっぱりわからないでしょう。
この小説の大きな目的である「人の死ぬ瞬間を見たい」という好奇心
そしてその好奇心から敦子と由紀の2人が死の瞬間が見れるであろう
老人ホームと小児癌病棟に向かうまでの心理描写が9割程カットされている
さらに序盤の「ヨルの綱渡り」の原稿が盗まれるまでのくだりに
1時間も時間かけてるせいで一番面白い老人ホームと小児癌病棟の
ストーリーが省かれているので物語が破綻している。
そして叙述トリックとなっている「遺書」
映像になっちゃうので難しい部分もありますが
もっと分かりやすく表現出来なかったのかな?
聖堂で出演者が喋っても初見からみたら「なんのこっちゃ?」と思うはず
普通に文面で読ませた方が良かったのでは?
ありとあらゆる部分が説明不足
登場人物の描写も説明不十分なままパッと出るので初見には分かりづらい
どうでもいい蛇足な演出が多いと感じました
あの映像ではこの小説の面白さを十分表現しきれてない
文章を読む人が苦手で映像なら見るという
頭を使わない受け身の日本人の割合が多いので
そういう人に向けた金儲けの道具が映像化なのでは?
ここまで全てディスw
イヤミス≠ダークな演出
「イヤミス」とは結末の後味が最悪で、
読んだ後にイヤな気分になるミステリのこと。
というのがイヤミスの定義であり
全体的に無理やりダークにしてるのはちがうんじゃないのと思った
由紀はあそこまでメンヘラでしたっけ?どうかしてたw
「人を死ぬ瞬間を見たい!」という好奇心にかられて
小児がん病棟に行くわけですから
小説ではモノローグで語られてるワクワク感が排除され
情緒不安定すぎるキャラになってしまった…
敦子のシーンも高雄さんと徐々に仲良くなっていくくだりが
ごっぞり無くなってたり高雄さんのオンオフの切り替えっぷりも
少ししか伝わってこなかったし残念だった。
しかも高雄さんが稲垣吾郎ちゃんだったとは意外だった
てっきり昴くんのお父さん情報を知っている人役と思ってたw
結局、一番大事な老人ホームと小児がん病棟でのストーリーが
ごっぞり排除されてしまい人間関係が上手く描かれておらず
薄っぺらい内容になってしまったなと思いました
さらに薄っぺらいのが紫織、結構彼女は重要な役どころで
2人に「人が死ぬ瞬間が見たい」という衝動に駆らせる役であり
「因果応報」という重要なテーマに一番必要な存在なので
もっと丁寧に書いてほしかったなぁと思いました。
そこが薄いのでオチも薄っぺらかった。
ディスばっかりじゃねーか!
キャストや演技は良かったと思います
いい素材に良いレシピがあるのに出来たのが闇鍋でしたって感じです。
ばっさーが避妊具開けるシーンだけ支持します←
むやみやたら耽美にしようとしてる反面
露骨に下品なアイテムが出てくるのも不思議だった