乃木坂活字部/スクラップ・アンド・ビルド
- 作者: 羽田圭介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本
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読書時間:約180分
ダ・ヴィンチ3月号にて
乃木坂活字部・高山部長ご推薦の一冊
他のかずみんヲタは実際読んでるのか気になる。
俺も読書好きなので乃木坂活字部副部長になりたいw
メンバーも小説好き多いのに活字部には入らないのかい?
あしゅ、ななみん、みなみが本を紹介してなかったっけ
活字部入ってくれないかい。
そんな話は置いといて。
スクラップ・アンド・ビルド
第153回芥川賞受賞作品
同じく受賞した三又の「火花」の方が有名になりましたが
ダブル受賞でこちらも受賞しております。
あらすじ
「おじいちゃんはもう死んだほうがよか。」
要介護だが身体は至って健康な祖父だがいつも死ぬことをつぶやく
主人公である健斗は考えます。
「死にたいと願っているおじいちゃんに対して
大量の薬を服用させたり、リハビリと称して出来ることはやらせ
延命させるこれは「苦痛をともなう生」ではないか?
おじいちゃんを苦痛を伴わなく死なせたい。」祖父に献身的な介護を行い弱らせる
という計画を健斗は思いつき実行します
果たして祖父は安息の死を得ることができるのか?
こんな感じかな?難しい!
あらすじを自分なりにまとめるだけでめっちゃ時間かかる
健斗なら「これも精神的訓練になる」と言うのかw?
■芥川賞ってなに?
正直、芥川賞と呼ばれる作品を初めて読みました。
よく聞くけどそれってなにが凄いの?
ということで予備知識。
純文学は芸術的表現に重きをおいた文学だそうで
自分は趣味で作曲するので音楽で例えると…
商業音楽ではなく現代音楽、お金儲けのためのウケ狙いではなく
俺はこういう曲作りたいんだ!こういう文章書きたいんだ!
そんな情熱を持った作品って感じ?おじいちゃんはようわからん。
まず凄く読みやすい
健斗と祖父の日常が分かりやすく描かれている
あと珍しく158ページとめっちゃページ数が少ない。
物語自体もあっさり終わってしまい
この物語を通じて伝えたいことがどうも自分には理解できていない
ただ、「純文学」「介護がテーマ」という今まで読んだことないジャンルで
面白い視点だったのでひとつの物事にもいろんな見方を持とうと思いました
「人生とは万華鏡みたいなものね、同じ模様の日なんてないですもの」
となっちゃんは言うのかな…練ったけ良い例えが浮かばない。
終盤に「おじいちゃんがピザを作った?と思われる形跡が残っている」
という大きな謎を残したまま物語が終わります
どういうこと?やっぱりおじいちゃんは…
読んでて、自分の両親もいずれ衰えて介護をしないといけなくなる
その時自分はどう思うのか?と考えさせられました。
うーん、拙い感想で申し訳ない
高山部長の感想もじっくり聴いてみたいなぁ
推薦と言う割には感想は書かれてないので…
キャリーオーバーについてのライナーノーツをしてたね。
次の小説
握手会から帰ったら湊かなえさんの「リバース」が届いてました
このかずみん部長が持ってる本ですね、これを読んでいきます
書店に「命売ります」売ってたけどまた今度。